「ほんやら堂」のある暮らし

ほんやら堂の外部アドバイザーのYOKOさんは公私にわたってほんやら堂が大好き。 ほんやら堂の商品やそれにかかわる人々などをつづります。

商品開発

ほんやらな人々 #06 ショップ「お手軽美人」の根本店長 「オリジナルなまけたろうを売りたい」

今回はほんやら堂の取引先で楽天市場とYahoo!ショッピングに出店している「お手軽美人」の根本
店長にお話をうかがいます。

「お手軽美人」では同店オリジナルの「なまけたろう」を企画中です。

根本さんD

















☆楽天市場の「お手軽美人」を拝見しましたが、美と健康をテーマにたくさんの商品を扱っていら
っしゃいますね。
ご本社の株式会社オーガランドは鹿児島県霧島市にあるサプリの会社とのことですが。

(根本)はい、オーガランドは元々健康食品の会社としてスタートしましたが、「お手軽美人」では
美容コスメ、ダイエット関連の商材を販売しています。

足裏の角質を取るパックや骨盤ケア商品がよく売れています。


☆☆どんなお客様が多いのでしょうか。

(根本)30代から40代の一人暮らしの女性が圧倒的に多いので、オフィスで使えるようなものも扱
っています。

骨盤ケアやダイエット関連の商品をお求めのお客様が多いので、検索していただきやすいキー
ワードなどを工夫しています。もちろんリピーターの方も多いです。


☆☆☆「30-40代の一人暮らしの女性」というのは昔なら考えもつかない層です(笑)が、今では仕
事も安定していて可処分所得も多い層ですね。ところで昨年はたくさん「なまけたろう」が売れた
そうですね。

(根本)「なまけたろう ぬぐるみ」という検索ワードで入って来られる方が非常に多かったです。
1日で完売してしまいました。それで今年は当店のオリジナルの「なまけたろう」ができないかと
ほんやら堂さんに相談したのです。ボディ部分の色を変えるとかプリントにするとか、サンプル生地
をいただいて検討していく予定です。

☆☆☆☆一人暮らしの方が多ければ「なまけたろう」は家族としてかわいがってもらえそうですね。
このブログなどでも製作の過程を公表していく予定です。

(根本)ぜひ、そうしてください。私たちも楽しみですし、お客様もきっと喜んでくださると思います。

オリジナルの「なまけたろう」ができたらなあという意見をぶつけて、ほんやら堂さんが真面目に受
け止めて動いてくださったことは本当に驚きでした。心から感謝しています。

0506















「お手軽美人」のオリジナル「なまけたろう」、どんな風になるのか楽しみですね。
このブログでも進捗状況を追いかけていくつもりです。




楽天市場「お手軽美人」http://www.rakuten.co.jp/otbj/

Yahoo!ショッピング  http://store.shopping.yahoo.co.jp/otbj/

株式会社オーガランドHP http://ogaland.co.jp/

ほんやらな人々 #05 商品企画開発部 加藤さん (下) 「たくさんの方にいつも助けていただいて」

前回のブログ ほんやらな人々 #04 商品企画開発部 加藤さん (上) 「自分の作ったものを世の中へ」
http://blog.livedoor.jp/honyara_kawaguchi/archives/52271983.html
の続きです。


☆先日は上海の工場からレポートをいただきました。ありがとうございます。
イラストなどとてもかわいかったです。工場での現地の方がたとの交流などについて教えてください。
工場はほんやら堂の商品づくりを長い間やっているとお聞きしていますが、意思の疎通などに問題はないですか?

(加藤さん)工場では大体何を話しているかは理解できるので、あとはこちらの気持ち→だからこうして欲しいという伝え方をするようにしています。
意思の疎通は気持ちを一生懸命ぶつけて、お願いをする、そして一緒に働く。ただそれだけです。
自分のするべきことが環境によってブレていないか、ただその一点のみを強く意識し続けます。
ブレそうになったら強大な味方にSOSを出して背中を押していただきます。

刺繍
☆☆展示会がお披露目の場です。やっとこの日を迎えるといううれしさとどのような評価を受けるのか心配もおありだと思います。
思いは商品を通じて伝わっているでしょうか。展示会の反応でどんなことがうれしかったですか?
あるいは意外な反応がありましたか?

(加藤さん)展示会での評価はすべてありがたく頂いています。
心配しなくてはいけないのかもしれませんが、心配という気持ちはありません。
思いが伝わっているかは正直わからないです。
展示会の反応でうれしかったことは、ご注文をいただけること、即ちお客様に喜んでいただけた(貢献できた)事をとても嬉しく思っており、感謝しております。

意外な反応...
ある意味毎度意外な反応でもあります。
それは良い評価を頂いても、悪い評価を頂いても、そうかそうか、そうなんですね、という新鮮な気持ち
です。

例えば自分という人間を好きだなと思ってくださる人がいても、嫌いだなと思ってくださる人がいても、あたり前というか、そうかそうか、そうなんですね、という気持ちが一番近いように思います。
そこからどうしたら受け入れていただけるかを学習する、学習というより本能的に情報を入れて対応していく、というか、、、そんな感じです。


☆☆☆まさに冷静と情熱という感じですね。今までいろいろ乗り越えてきたからこそ、すべてに感謝できるのだと思います。今後の課題、あるいはやってみたいことはありますか?

(加藤さん)やってみたいこと。いつもあります。
たくさん外で遊んで、たくさんの経験をすること。
いろんな人と関わること。
また、たくさんのすきな人と深く関わること。

今はスイカ割りが猛烈にやりたいです!
具体的な商品のことじゃなくてすみません。
質問の意図は分かっているつもりですが答えがまとまらず...

スイカ













☆☆☆☆私もスイカ割りが好きなのでお気持ちはよくわかります。他に何か伝えたいことがありますか?

(加藤さん)本当に幸せを噛みしめています。
日本という国に生まれ、今は戦争もなく、安心安全で健康で。
たくさんの方にいつも助けていただいて。そしてたくさんの学びをいただいています。

藤永社長ありがとうございます!
みなさまありがとうございます!

namake

















もっとどろどろしたものを想像していただけに実に爽快なお答えで良い意味でびっくりしました。
きっと葛藤はいろいろあるのでしょうが、昇華していくプロセスを楽しめる性格なのでしょう。
これからも大活躍されることを期待しています。加藤さん、貴重なお時間をありがとうございました。

上記の上海工場からのレポートは下記の通りです。あわせてご覧ください。

▶ただいまお仕事中 #01 上海工場で秋冬商品を作っています (上)
http://blog.livedoor.jp/honyara_kawaguchi/archives/52270333.html

▶ただいまお仕事中 #02 上海工場で秋冬商品を作っています (下)
http://blog.livedoor.jp/honyara_kawaguchi/archives/52270372.html

ほんやらな人々 #04 商品企画開発部 加藤さん (上) 「自分の作ったものを世の中へ」

ほんやら堂が毎シーズンたくさんの新商品を発表します。今回は商品企画開発部の加藤さんに実際にどんなお仕事をされているのか、また商品を企画して世に出すまでのお気持ちなどをうかがおうと思います。


☆まず、どんなお仕事をされているのか少し詳しく教えてください。

(加藤さん)商品企画開発をするにあたり、マーケティングをします。

 商品本体はメーカー様と一緒に進めます。
 こちらの希望をお伝えして、アイデアを頂いたりしながら楽しくコロコロ進める感じです。

 商品を見える化し(ダミーを何度も作り直します)、社長と何度も作戦会議をしながら、お客様のご意見
 を頂 いたりしてデザインや価格、パッケージデザインなどブラッシュUPします。
 どんどん削って円に近づけていくイメージです。

 サンプルUPしたら、パッケージダミーも含め、品質管理と安全面、注意する点、耐久性、パッケージに
 表記する内容などをミーティングします。
 外部の品質管理の先生のアドバイスもたくさんいただきます。
 ここでの発生したことなど修正を繰り返します。
 どんどん正円に近くなります。

 商標や、景表法、薬事法に問題がないか表記もチェックします。
 景表法、薬事法は外部機関に提出、商標は弁理士の先生に相談する案件もあります。

 検査に提出して組成や品質の確認をします。

 展示会を一つ目のゴールとして、そこまでに、商品、パッケージ、デザイン、品質、価格を確定
 させカタログ作成をしていきます。

 展示会の告知、会場のPOP、商品、パッケージダミーなどを準備します。
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 いざ、展示会でお披露目です!

 営業用サンプルを手配、管理します。

 発注、生産管理部門と連携し量産へと向かいます。

 いつもギリギリまでさらに良いものを!を追いかけているので生産管理部門のお姉さんには毎度
 スケジュール調整やアイデアをいただき助けていただいています。

 商品指示書作成、パッケージデータ入稿、プロトサンプル確認をします。
 アイテムによってはランディングページの作成もします。


☆☆「どんどん削って円に近づけていく」、ひとつの商品を作るのにいかにたくさんのプロセスが必要かよくわかりました。ところで、ほんやら堂に入社しようと思われたのは何かきっかけがありましたか?

(加藤さん)小さい頃ファンシーショップが大好きで毎日通っていました。
 どうしてこんな商品が無いんだろう、このデザインでこのアイテムが無いんだろうって思っていました。

 大学ではグラフィックデザインを専攻していました。
 就職氷河期だったと思います。
 とあるキャラクターの会社の商品企画部に就職し2年程働きました。
 その後もキャラクターを扱う会社のぬいぐるみを10年作っていました。
 毎年行われるイベントに合わせてキャラクターのぬいぐるみを作りつづけ、ふとハロウィンの季
 節がやってくる時に、この繰り返しはもう卒業してもいいな、と思いました。

 ちょうど東日本大震災がありました。
 このまま、誰かのデザインの仕事をずっとやり続けるのか、自分のデザインが世の中に出る事が
 ないまま終わっていいのだろうか、と思いました。
 占い師のもとに走りました。
 今すぐほんやら堂に行くべき と言われました。
 それがきっかけです。
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☆☆☆入社した時、どんな仕事をしたいと思っていましたか。それは実現されましたか?

(加藤さん)とにかく自分がデザインしたものを世の中に出したいと思っていました。
それは実現しています。
みなさま、本当にありがとうございます。


☆☆☆☆ご自分で考えたことを形にするのはひとりではできないだけにとても難しいと思うのですが、どんな点に苦労されますか、また工夫をされますか?

(加藤さん)それがとても不思議なのですが、私に関係する全ての人が本当に良くしてくださっていつも
 ミラクルを起こしてくださるのです。
 ある意味、奇跡の連続が巻き起こっています。


どうやら加藤さんはものづくりの現場でのムードメーカーのようです。
お話は次回に続きます。どうぞお楽しみに。

Twitterにて「ほんやらなコト。コトものづくり。」連載がスタートしました

今日からほんやら堂のTwitter https://twitter.com/honyaradoh
で「ほんやらなコト。コトものづくり。」という連載がスタートしました。
これはほんやら堂の商品企画のスタッフがものづくりのプロセスをリアルタイムで発信していくという新しい試みです。時には写真で、時にはイラストでのレポートのようです。100%開示できるかどうかは未知数ですが、ぜひ一緒に喜んだり、悩んだりしていただければ幸いです。 

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秋冬の展示会が終わったばかりですが、商品企画はもう来年の春夏へと歩を進めています。もう少しまったりしたいでしょうに気の毒な気もします。このまま、順調に進むのか、どこかで何かが起こるのか。。。ぜひ応援のコメントをよろしくお願いします。

時代はモノ消費からコト消費へ。必要なモノはほとんど手に入りました。コト、すなわち経験や体験、思い出、人間関係、サービスといった目に見えない価値が重要になっています。ほんやら堂はありきたりのモノを価値あるモノへ変える努力を続けています。大事なコトをモノに託す、そんなコトものづくりに共感していただけることを願いながら。

ただいまお仕事中 #02 上海で秋冬商品を作っています(下)

昨日のブログ
http://blog.livedoor.jp/honyara_kawaguchi/archives/52270333.html
の続編です。

上海出張中の商品企画部の加藤さんが工場の方にインタビューをしてくれました。

★☆★☆★

インタビューに関しては、、、
工場TOPであり、現場仕事TOPの男性が
昼ご飯も立ったまま2分くらいで食べ終わる忙しさで
なかなか、余裕もなく。

★日本向けの商品ということでどんな所に一番気をつかいますか?

【工場担当者】
長年協力してきたので、ほんやら堂の仕事には慣れています。
指示書も翻訳無しでもわかる程。
指示の細かい所を注意しなければならないです。
指示書に問題があって、その通りに出来ない所は自分たちで工夫しています。
例えば細かすぎてアップリケ刺繍ができないところは、糸だけの刺繍に変更したりします。


★★中国の方がたは日本人のものづくりについてどう思っているのでしょうか。

【工場担当者】
とくに欧米向けと日本向けの仕事をしていますが、
日本向けはとにかく一言でいうと「細かい」対応が必要です。
量産品も欧米向けは抜取り検品ですが、日本向けは全数検品しています。
量産品に関しても要求が多く、特にサンプル通りという指示が難しいです。
サンプルは熟練の工員さんが作るので上手ですが、量産品をそのレベルに持って行くのに苦労します。
また、サンプルの修正回数も多いです。

おまけ情報
初日のランチ

ランチ1

ランチ2


★☆★☆★

加藤さん、忙しい中楽しいレポートをありがとうございました。

よく中国製品はサンプルはきれいだけれど、量産に入ると質が落ちると聞きますが、サンプルは熟練工さんが作るのですね。新しいものを作るのは難しいし、注文を取らないといけないので工場も気合が入っているのでしょう。機械で生産するものと違い、手作りですからひとつひとつ同じレベルを維持するのはさぞ大変なことだと思います。

ザリガニのレポートもクマのイラスト付きで見ごたえがありました。

ただいまお仕事中 #01 上海で秋冬商品を作っています(上)

新しいシリーズを考えました。ほんやら堂の商品ができるまでの過程やカタログ撮影現場、展示会の準備など、ほんやら堂のふだんの仕事風景をご紹介しようというもので「ただいまお仕事中」と名付けました。

第1回めは日本は連休のまっただなか、上海郊外にある提携工場で秋冬の商品づくりに出張している商品企画部の加藤さんに情報提供していただきました。

★☆★☆★

毎朝この階段を上って仕事スタート!
天井が高くて明るいのが未来を感じます。

工場階段

















工場の周りの風景。
のどかです。

工場周辺


















昨日UPしたコたち。
中国出発を待っています。

namake

















生地を裁断しています。
はさみの持ち手に生地をまいて痛くないように工夫しています。

生地裁断

















こちらは中綿シートを貼った生地に型紙をあてがって
裁断線を描いてゆきます。無駄がないようにピッタリ詰めて。

裁断線

















うふふ。何になるコ達でしょう?
ニッコリ刺繍がUPしましたー。

刺繍

















こちらのおねえさんが、どんどん縫製していきます。

ミシン

















今日のお昼ご飯。
魚の煮物。(たぶんナマズ系)
キュウリの浅漬け。
野菜の炒め。
卵と唐辛子の炒め。
たまごとワカメのスープ。

この中で辛いのは、卵炒めに入っている青唐辛子だっ!

ランチ














あまりの美味しさに、食べかけたのを撮影!(歯型ついてる、すみません)
おやつの差し入れをいただきました。
中国でこんなに甘いスイカを食べたの初めて!
もう3食これでも良いくらい!

スイカ














ちょっとだけ。
このコは何になるのかなー。まだ合体前!

顔













★☆★☆★

実は続きがまだまだあります。

次のブログでは工場の方のお話やおまけ情報としてザリガニの食べ方をお届けします。

明るくきれいな工場で皆さんが真剣に仕事をしている様子やミシンの音まで伝わってくるようなレポートでした。
こんな環境からかわいい子たちが産みだされているのですね。
秋冬の新商品を早く見たくなりました。

海外出張中のごはんはエネルギーの素。スイカがほんとうにおいしそう。
東京では熊本のスイカが出回っています。

群馬県立女子大学 x 伊香保温泉 x ほんやら堂の産学連携がスタート

本日のほんやら堂のfacebook(https://www.facebook.com/honyaradoh/)と
ツィッター(https://twitter.com/honyaradoh)
でお知らせしたように群馬県立女子大学と伊香保温泉、そしてほんやら堂による産学連携がスタートしました。

この組み合わせってなあに?と思われる方もあるでしょうが、「群馬県トリオ」なのです。

このプロジェクトに参加しているのは群馬県立女子大学(http://www.gpwu.ac.jp/dep/lit/art/index.html)の文学部美学美術史学科の学生さんたちで、指導は高橋綾教授です。

日本の名湯、伊香保温泉は群馬県渋川町にあります。

そしてほんやら堂は群馬県高崎市に本社があります。

伊香保温泉で販売するお土産品を一緒に開発するというのが目的ですでに商品開発の授業が終了、これからアイデア出しのプロセスに進みます。どんな商品ができるか楽しみです。

実はこの「群馬県トリオ」、すでに実績があります。
群馬県産のシルクを使った美容グッズが開発され、昨年の12月20日から伊香保温泉で販売されています。
詳しくはほんやら堂HPの紹介記事をご覧ください。
http://www.honyaradoh.com/00e00ca/mass/massDetail1512.php

伊香保温泉にお出かけになる方はぜひ実物をご覧になってください。


高橋教授からいただいた写真をご披露します。こんな感じで進めています。

進捗状況が入り次第、またお知らせする予定です。


産学20160417高橋先生





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