「ほんやら堂」のある暮らし

ほんやら堂の外部アドバイザーのYOKOさんは公私にわたってほんやら堂が大好き。 ほんやら堂の商品やそれにかかわる人々などをつづります。

2013年09月

秋の日は釣瓶(つるべ)落とし

明日から10月、本格的な秋です。「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、急に日が暮れるのも早くなり、まさに「秋の日は釣瓶(つるべ)落とし」と言う言葉がぴったりです。釣瓶(つるべ)はどうしても笑福亭鶴瓶を思い出してしまうのですが、井戸の水を汲む桶のことです。

夏至を過ぎれば日はだんだん短くなるのが当たり前でどうして秋を迎え急に日が暮れるのが早くなるように感じるのか不思議で、気温が下がるので日が暮れるのが気になるのかなと勝手に思っていたりしましたが、ちゃんと科学的な根拠がありました。

お彼岸は日中と夜間の長さがほぼ同じですので23日を基準として、1月から12月までの各月23日の日の出、日の入り、日中時間のデータというのがあります。今の日本人は日の出の頃に起きている人は少ないですから、日没時間だけ見て日中時間が長いとか短いと感じるのは間違いだということがわかります。

日中時間は夏至や冬至の頃は1ケ月で20分ほどしか変動しませんが、彼岸前後は1時間以上も変動します。つまり毎月均等に日中時間が長くなっていき、また短くなっていくわけではないようです。これは地軸の傾きと公転軌道の関係によるものだそうです。

日の入りの時刻だけ比較してみても2011年の東京のデータでは6/23-7/23では7分しか早くならないのに、7/23-8/23では31分、8/23-9/23では44分も早くなります。急に日が短くなるように感じるのは気のせいではありませんでした。

秋になると夕暮れの美しい光景に魅せられたりもしますが、夜になると急に冷え込みますので体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

中秋の名月 十五夜

最近の日本は自然災害の宝庫となりつつあり、猛暑、ゲリラ豪雨、洪水、竜巻、台風、そして地震も相変わらずちらほらとあります。被害に遭われた方には心からお見舞い申し上げるとともに夏の疲れも出る頃ですので十分お身体に気をつけて過ごされますようお祈りいたします。

今日は中秋の名月 十五夜です。皆様は月をご覧になりましたか?朝晩はぐっと秋らしくなってきました。お月見にお供えをするのは月が信仰の対象だったからだそうです。

中秋の名月というのは旧暦の8月15日で必ずしも満月とは限りません。一昨年、昨年、今年と続いて満月ですが、次は8年後にしか見ることができません。東京オリンピック2020の翌年です。

調べたところ、月見団子を供える数にもルールがあり
12個→その年に出た満月の数で平年は12、閏年には13
もしくは
15個→十五夜だから(簡単)。供え方は下から9→4→2なのだそうです。こんな事まで決まっているとは。。。

ススキを飾るのはススキが稲穂の形に似ているから、そして切り口が鋭いことから魔除けの意味もあるそうです。

ほんやら堂のかたがたと中国とベトナムへちょうど中秋節の時期に出張した事がありますが、あちらでは月餅を親しい人や取引先へ贈る習慣があり、日本のバレンタインデーのチョコレートさながら、ホテルやお店はもちろんの事、沿道にまで臨時月餅売場ができていました。

韓国では昨日から秋夕(チュソク)の連休に入っており、日本のお盆のように家族・親戚が集まり、先祖に感謝しながら過ごすのだそうです。

暑さ寒さも彼岸まで、と言われますが、本格的な秋のおとずれを感じます。1日の温度差が大きいので着るものをこまめに調整して体調管理に気をつけましょう。
記事検索
月別アーカイブ
  • ライブドアブログ