「ほんやら堂」のある暮らし

ほんやら堂の外部アドバイザーのYOKOさんは公私にわたってほんやら堂が大好き。 ほんやら堂の商品やそれにかかわる人々などをつづります。

2009年08月

東京ショールームへフランス人がやって来ました

先日、私の仕事の仲間であるパリ在住の日本人コンサルタントNさんが日本にやって来ました。彼の相棒であるフランス人女性コンサルタントAさんも別件で日本へやって来ていたので、一緒に会いましょうという事になりました。

お茶を飲みながらの打ち合わせでも良かったのですが、ほんやら堂の商品を見てもらおう!と思いたったのです。私も海外出張時はできるだけ外へ出て、商品や消費者の行動をそれとなく観察するのが好きです。また、それが仕事のヒントになるのです。

ほんやら堂の渋谷のショールームにお伺いした日は台風で朝はバケツをひっくり返したような雨でした。その前日は東京に震度4の地震があり、まさに彼らはご難続きです。

私の最大の関心事はゆたんぽでした。ヨーロッパ人は「社会性」を大切にしますのでエコに大変関心があります。また、消費行動も非常に堅実なので向いているのではないかと思ったのです。フランスで売っているゆたんぽは日本の昔の水枕のようなゴム製のぷにゃぷにゃした素材でできていて、おまけに蓋からお湯がもれてくるのだそうです。(えっ?危ないじゃないですか?)日本の安全基準をクリアしていると説明するとAさんニコニコ。彼女は「そらべあ」のカバーがお気に入りのようでした。

彼らが帰国した翌日、Aさんが行きつけのドラッグストアへ行き、オーナーに日本のゆたんぽの話をすると、即トライアルの発注がいただけたそうです。これがほんやら堂のヨーロッパへの初輸出となります。「キャラクター製品は子どものもの」という大人社会フランスでもだんだんキャラクター製品が売れるようになっているとか。今後の展開が楽しみです。

ちなみにAさんはルイ・ヴィトンやエルメスといった欧州トップブランドのプロモーションのコーディネーター、時には日本文化をフランスへ紹介するお仕事もなさっています。そして13歳のお嬢さんを持つ優しいお母さんでもあります。


8月16日に生まれて

私の誕生日は8月16日です。
子どものころは夏休み真っ最中で友達たちやクラスでのお誕生会などすっかり忘れられてしまう存在でした。会社員になって、私の勤務していた会社はいわゆる会社全体でのお盆休みはありませんでしたので、やっと誕生日会をやってもらえる!と期待したところ、やはり旧盆時期で休む人が多く、少ないメンバーでお誕生会をやってもらえる事になり喜んだら、今度はレストランなどお店がお休みだったりします。どこまでついていないんだ〜って感じです。

会社員の頃、男性2名と一緒に大阪へ日帰り出張しました。最終の新幹線の中で3人で宴会状態になり、なぜか「誕生日会」の話題になり、何と3名とも誕生日が一緒だったのでびっくりした思い出があります。3名中3名とも同じ誕生日というのはすごい確率でしょう?東京に戻ってから「誰かが調子を合わせるために嘘をついているのではないか」と思い、再確認しましたが本当でした。

10年ほど前から「誕生日がうれしい年ではないでしょう」なんて嫌味を言われることもあるのですが、エアコンもない時代に猛暑の中で生まれ、「10歳まで育てば後は何とかなるでしょう」と先生に言われたほど身体の弱い子どもでした。「美人薄命なのにおかしいなぁ」と人には言うのですが「憎まれっ子世にはばかる」の言葉通り、病気や怪我は多いものの10歳の何倍も長生きできているので、いくつになっても誕生日は私にとってうれしいものです。

昔は「8月16日というと終戦記念日の翌日だね」と言われる事が多かったのですが、戦後も64年、「終戦」という言葉をボキャブラリーに持たない世代が増えてきています。戦争を体験した世代の方々は辛い日々を思い出したくない、あるいは今更言ってもどうしようもない、と思われるかも知れませんが、どうぞ平和の尊さと戦争の悲惨さを若い世代に伝えていただきたいと願っています。

8月16日の伝統行事は京都の大文字焼きです。お盆の終わりを告げる送り火です。このあたりで日本の暑さもいよいよ盛りを過ぎます。

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