「ほんやら堂」のある暮らし

ほんやら堂の外部アドバイザーのYOKOさんは公私にわたってほんやら堂が大好き。 ほんやら堂の商品やそれにかかわる人々などをつづります。

2007年06月

続 「和」の見直し

 実は前のブログを書いて数日たってからThe Nikkei Magazine (日経新聞のおまけです)を受け取り、見つけた記事が和服を着ることにより外反母趾も腰痛もなくなったというものでした。これも「和の見直し」で不思議な偶然の一致です。
 和服は腰骨のところで紐をしめ、帯で肋骨を固定しますが、これが正しい姿勢を保ち、ムダな力を使わず作業ができるようになっているらしいのです。また、下駄も前倒しに体重をかけることにより、楽に踏ん張ることができます。
 私自身、昔和服にこっていた時期があり、土日はほとんど和服で過ごしたことがあります。もちろんそれで家事などもしていましたが、タスキをかければ袖は邪魔になりませんし、冬は足首までくるむので暖かく、絹素材ですと軽くて動きやすかったのを覚えています。ただし、着るのに慣れがいるのと、簡単に洗濯ができない、高価であるのが難点です。平たくたためるので収納にも便利です。それに和服を着ると動作も自然に女性らしくなる(あるいはそう見えるのかもしれない)のが不思議です。
 「和」の文化は実に奥深いものと感心しました。ほんやら堂も日本の文化を大切にしたいというポリシーを持っていますので、消費者の立場からも「和」の見直しや日本人としての誇りにつながるような素敵な商品をどんどん世に出してほしいと願っています。 

「和」を見直す

先日、雑誌の懸賞で「舞妓はん」シリーズの化粧品5点セットが当たりました。自分でも応募した事すら忘れていたので、送られて来たときにはびっくり、びっくりという感じでした。この化粧品シリーズはその名の通り、和テーストで桜のモチーフ、漆の朱色などがパッケージにも使われています。中でも圧巻なのは「化粧筆」という商品名の平刷毛です。日本では昔から水おしろいを塗るのに使われてきたものですが、これを現代のリキッドファンデーションに使おうというものです。使ってみるとこの平刷毛パワーはすごい!手早くムラなく顔のすみずみにまで塗れるのです。これぞ日本の伝統の技、でもどうして誰も今まで気づかなかったのだろう、「和」を古くさいものと馬鹿にしてはいけないとつくづく思いました。

さて、本日はほんやら堂の秋冬の内見会におじゃましました。お正月の開運グッズに「だるまの着ぐるみなまけたろう」を発見。もともとだるまは高崎名物ですから、高崎出身のなまけたろうにとって同郷コラボグッズです。「おやすみ羊」のちりめん仕様も出ます。やはりお正月には「和」が似合いますね。自分に開運グッズを買うのもいいけれど、大好きな人たちにちょっとあらたまった「和風」の開運グッズをさしあげてはいかがでしょうか。(10月中旬に発売予定だそうです。)

グッド・サービス

昨年の秋、ほんやら堂の方々と中国、ベトナムへ出張しました。そのときキャセイ・パシフィック航空に久しぶりに乗りました。
キャセイは伝統ある香港のエアラインです。
私自身は香港と長らく貿易取引もあり、香港人の知人友人がたくさんいますが、香港人は頭の回転が早く、アクティブな方が多いような気がします。これらの特性を悪く言えば、落ち着きがない、粘りがないとも言えます。
ところが、キャセイのキャビン・アテンダントたちは香港人であることを忘れさせるがごとくの落ちついた態度、お客様に向かっての笑顔が実にすばらしいものでした。この笑顔はおそらく何日も鏡に向かって練習したに違いないと思われるような「作り笑い」なのですが、お客様を迎えるときの適度な緊張感のある喜びと謙虚さに満ちあふれていました。
機内を打ち合わせの場、休息の場とする私にとってはサービスが良すぎてキャビン・アテンダントが始終ばたばた歩きまわっているのは好きではありません。また、日本の流通業界によくある形式だけのお辞儀や口先だけの「いらっしゃいませ」には誠意を感じられないこともしばしばです。
キャセイの「これは本物だぞ」と感じた私の目に狂いはなく2005年、2006年と連続して「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。
男性のキャビン・アテンダントが私に「香港の方ですか?」「いえ、東京に戻るところです。」「じゃあ、日本人なんですね。ひょっとしてこの方たちとご一緒ですか?」と彼は少し残念そうに通路をはさんだ席に座っておられるほんやら堂の方々を見ました。この機内は通路をはさんだ席は前後が少しずれるようなレイアウトになっていましたので私の事を一人旅と勘違いしたのかも知れません。ナンパ?!もし私が一人旅の香港人だったら東京の名所でも案内してくれるつもりだったのでしょうか?
あとでこれも「おばさん」を喜ばせるサービスの一環かな、と苦笑してしまいましたが、グッド・サービスの基本はまずはお客様への奉仕の精神、それが基本動作となって表れていることではないかと思います。
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