「ほんやら堂」のある暮らし

ほんやら堂の外部アドバイザーのYOKOさんは公私にわたってほんやら堂が大好き。 ほんやら堂の商品やそれにかかわる人々などをつづります。

2015年04月

日傘選びが悩ましい

あっという間にGWに突入しました。桜も終わり、新緑に色とりどりの花々が咲き乱れ、行楽に、そして季節ものの入れ替えにぴったりの季節となりました。そこで気になるのが日射しです。最近の日傘はUV加工が施されていますが、2-3年で効果がなくなることをご存じでしたか?なぜか今年はこの情報がさかんに出回っていて「傘の買い替え」をアピールしている通販サイトが目につきます。

そもそも日傘は装飾的な要素も強く、綿や麻などの天然繊維を用い、刺繍やレース使い、あるいは伝統工芸の染などだったりすると軽く1万円は超え、雨傘に比べるとお高い商品でした。ところが紫外線の被害が声高に叫ばれるようになると手軽なUV加工を施した化学繊維の日傘が1000円ぐらいで買えるようになりました。天然繊維のものに比べると風を通さないので暑いし、おしゃれではないものの、雨が降っても平気なので晴雨兼用としてはうってつけだったわけです。天然繊維の場合はいくら防水や撥水をしても強い雨にはどうしても弱い。ゲリラ豪雨の多い昨今はブランドものの日傘でも化学繊維が主流となりました。

今年の日傘の仕様をチェックしてみるとUVカット率は99.99%などというものもあり、遮光や遮熱といった工夫もなされています。シルバーコーディングなどをすると傘がメタリック色になり、昔の天然繊維の日傘のような女性的な美しさからは遠ざかっていくような気がします。

炎天下をてくてく歩く大都市の住民にとって日傘選びは悩ましき問題です。車社会の住民には想像もつかない事かも知れません。

まず、UV加工をしていなければ濃い色のほうがUVカット率は高いです。一時期、黒い日傘ばかり出回っていたのはこれが理由です。黒ベースでも明るい色部分があったり、レースのように透かしがあるとむら焼けの可能性はありますね。こだわりのあるデザインの傘を長く使いいたという方は濃い色を選ぶのがポイントです。

真っ黒な傘は暑苦しいので明るい傘がほしい、という方はUV加工が施されていれば問題ないそうです。

日傘にもジャンプ傘や自動開閉傘がふえてきましたが、どうしてもこの機能から壊れてくるのとスタイリッシュではないので私は手開閉の傘をなるべく買うようにしています。AMAZONのレビューを読んでいたら、「傘をたたんでいるのに急に開く、さしていたら急に閉じて傘のおばけのようで恥ずかしかった」というのがあり、経験があるだけに笑いころげてしまいましたが、手開閉ならこういう目にはあいにくいです。

折りたたみか長傘か、私のように仕事で出かけ、先方でしばらく打ち合わせ、というような場合は折りたたみのほうがバッグに収納でき邪魔になりません。また、行きは使うものの、帰りは夕方で不要という時も便利です。ただし、日傘は雨傘に比べたたみにくいのでちょっと手間どります。

日傘は雨傘に比べ長傘も小さ目のものが多く、いわゆるショート傘、柄だけ短くなるタイプもあります。これならかごバッグや大き目のトートに差し込んでそのまま持って歩くことも可能です。

ただし、ゲリラ豪雨のことを考えると雨傘サイズの日傘がほしい、でも重いのは嫌、と悩みはつきません。

桜からGWまで

私の仕事場は自宅の離れの小さな一軒家です。桜が咲くころは2階のベランダから玉川上水跡の桜並木が見えます。少し歩けば、善福寺川と神田川沿いの桜も見ることができ、住宅街の中にも桜の古木が植わっているお宅がたくさんあり、毎日がお花見状態です。

今年はあっという間に満開を迎え、花の盛りが短かったような気がしますが、ほとんど毎日出かける散歩の時に撮った写真をfacebookにUPしていますが、もう花の写真だけでも13回投稿しました。おもしろいもので桜が満開を迎える頃ケヤキはまだ葉をつけておらず童話の世界のような幹と枝のシルエットだけです。桜が終わる頃、柔らかな緑の葉が風にそよぐように出てきます。まるで主役交代を告げるかのようでGWの緑のシーズンのオープニングです。

今年は椿の花が例年よりたくさん、しかもバイカラーのが目立つ気がします。桜と一緒に咲いていたのは椿やシナレンギョウ、ボケなど比較的柔らかな色あいの花でしたが、桜が終わる今はもう少し強い色の草花が百花繚乱状態となります。また、ボタンザクラは少し遅れて今が旬ですが、花がぼんぼりのようでソメイヨシノなどと比べるとやはりインパクトの強い花です。気候が元気づいてくると木や花といった自然も姿や色が元気なものが似合うのだなあとつくづく感じます。

私の住んでいるエリアは昔からの住宅街ですが、門や玄関まわり、塀の脇などをきれいに花で飾っているお宅が多く、美しい花々に癒されるのはもちろんの事ですが、道行く他人を楽しませようと丹精される家人のお気持ちにも感謝と尊敬の念をいだきます。

先日、野菜用の培養土をたくさんいただいたのでミニトマトの栽培に初挑戦、苗を植えました。簡単だとは言われたのですが、果たして実がなるのやら。。。スーパーの店頭にもトマトの種類がどんどんふえていますが、苗も実にいろいろな種類のトマトがありました。庭の草取りも今が正念場です。雑草の生命力は半端ではなく草取りを怠ると夏場には腰ぐらいの丈に伸びてしまいます。

会社員をしていた頃からなのですが、4月は電車がとても混みます。そしてGWが終わるととたんに乗客が減ります。おそらく新入生の研修、新年度のため会議など中央へ集まってくる機会がふえ、GW後はそれらも一段落ということなのでしょう。

GWは毎年季節ものの入れ替えと自分の会社の決算書作成です。季節もののほうは3月末あたりから徐々にやっていくのですが最近は冬のように寒い日もあったりで入れ替えの最終はだいたいGWになります。今年は衣類などは意思う存分断捨離しましたが、その分新しいものを買ってしまいそうなので用心用心。

桜からGWは1年のうちで好きな時期のひとつです。寒いのが苦手な私には開放感があります。刻々と移り行く自然を眺めるのも楽しいですし、起業してからは4月はなぜかマイペースで時間が流れていく年が多く、気持ちにゆとりがあります。新年度が始まったという期待と不安による緊張感も好きです。学生やビジネスパーソンなら第二のお正月みたいなものです。充実した1年でありますように。
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