「ほんやら堂」のある暮らし

ほんやら堂の外部アドバイザーのYOKOさんは公私にわたってほんやら堂が大好き。 ほんやら堂の商品やそれにかかわる人々などをつづります。

2011年11月

私とデザインとのかかわり

私自身はデザインの勉強をした事がなく、直接デザインの仕事をした事もありませんが、会社員の頃メーカーとの取引があったり、マーケティングの仕事の中でデザインとは何となくかかわりがありました。独立してコンサルタントとなった今はもっと密接で日本製品への海外マーケティング、あるいは海外企業への日本市場でのマーケティングという仕事で「デザイン」は避けて通れないものとなっています。

子どもの頃からクリエイションには関心があり、まずライターになりたいと思いました。あちこちで原稿料をいただく事もありますのでこれは実現したと言えます。子ども服のデザイナーになりたかった時期もありますし、大人になってからはスタイリストになりたいと思った時期もあります。

ベトナムで3年連続して輸出業者向けに日本市場向けのマーケティングを教えた事があるのですが、いつもグッドデザイン賞の審査員の先生(プロダクト・デザイナー)とご一緒しました。私はそれまでデザイナーというとアーティスト的なイメージを持っていたのですが、先生方は模範的なビジネスマンでした。先生方は「デザイナーは芸術家ではありません。売れてナンボの世界です。だからビジネスマンなんですよ。芸術家気取りの人は大成しない。」とおっしゃいました。

途上国では売れるものは一斉にあらゆるメーカーがコピー商品を作って稼ごうとします。私自身は「安かろう、悪かろうの薄利多売は貧困の連鎖につながる」という持論を持っていますが、まさに先生方も同じ意見を持っていらして「貧困からの脱却には差別化が必要でデザインも差別化のひとつです。人のまねをしないで頑張りましょう。」と現地で教えておられました。デザインが貧困からの脱却につながるとはすばらしい事です。

タイは中進国ですが、日本が主導でデザイン賞を作り、61件が今年の日本のグッドデザイン賞を受賞しました。来年はフィリピンとのコラボが始まります。こちらも欧米の著名ブランドが足しげく通うアジアのデザイン大国ですので今から楽しみです。

あるデザインの専門家いわく「デザインとは人の痛みを和らげてくれるもの」。実に含蓄に富む言葉です。この言葉からすると「ほんやら堂の製品はデザインしてます」。

ほんやら堂はもう春夏商戦たけなわ

昨日、ほんやら堂の春夏商品の展示受注会におじゃましました。これから本格的な冬に向かうというのにもう春夏ですよ、春夏。

またもや独断と偏見で気にいった商品をご紹介させていただきます。

動物型ケース付きクールタオル
カエル・くま・コアラを型取ったケースが素敵。ビニール・ケースのツヤ感を生かしたグリーン、ブルー、ホワイト。従来のほんやら堂の商品の色はソフトなカラーがほとんどでしたが、こちらは色もしっかり、この3色の組み合わせは涼しげで、きっと売り場でも存在感をアピールするのでは?と期待します。価格も680円でお手頃なので、このケースを見たら思わず買ってしまいそうです。

和柄
東日本大震災以来、節電という事もあり昔の生活の知恵が復活しました。この夏流行ったのはゴーヤを始めとする緑(植物)のカーテン。私の家はやらなかったのですが、近くに住む中学の同級生がご家族では食べないからと時々届けてくれました。お向かいの家はひょうたんのカーテン。久しく見られなかった朝顔や昼顔のカーテンのお宅もありました。こういう光景を目にすると昔の夏に戻ったようでした。
もともと日本は四季の移り変わりを生活に取り入れている民族で、季節を象徴する動植物、行事、色などがあります。そんな和風の夏モチーフの商品群がたくさん出ました。
高分子ネッククーラーは淡い水色に丸菊、ききょう、金魚、花火、朝顔の5種類の柄がやさしくモダンにアレンジされています。見た目も涼やか、そしてどこか懐かしい感じです。
クールコンセプトタオルは3種類のサイズがあり、これも水色地に花火と朝顔の2種類の柄がワンポイントで入っています。
入浴料も「はっか」も「ラムネ」も出ました。まさにレトロ・モダン炸裂です。
クールジェル・パックも金魚ととんぼ柄。金魚と言えば「ブリキの金魚」は昔は子どものいる家では必需品だったような気がしますが、20年くらい前にもレトロ・ブームで流行し、何人かの方が「好きでしょう?」と買ってきてくださいました。何でわかるのかな?顔が似ているのかな?
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