「ほんやら堂」のある暮らし

ほんやら堂の外部アドバイザーのYOKOさんは公私にわたってほんやら堂が大好き。 ほんやら堂の商品やそれにかかわる人々などをつづります。

2007年08月

グッド・デザイン・プレゼンテーション

今日、東京ビッグサイトで開催されている「グッド・デザイン・プレゼンテーション」を見に行って来ました。ほんやら堂も初めて参加したグッド・デザイン賞にノミネートされている商品が審査用にずらりと展示され、それを一般の人も見ることができるようになっているのです。実は私はこの賞を主催している日本産業デザイン振興会とは数年以来、時々お仕事をご一緒させていただいており、毎年見に行っています。今年は空間デザイナーの手でカテゴリーごとにわかりやすい展示レイアウトがなされていました。

ほんやら堂のハリツボネズミたちは結構人気があり、写真を撮る人、触る人がたくさんいらっしゃいました。「頑張れ」ときれいに並べ変えたところ、後から来た人が「かわいい」なんてなでなでしてくれていました。きっと多くの方から応援パワーをいただいたに違いありません。

乗用車のコーナーで、釘付けになったのはランボルギーニでした。入場者は自分の好きなデザインに投票できるのですが、こんな低いノーズの車は日本の一般道路ではどうしようもない、と思いつつ、ミルクがかったライムグリーンの色が何ともいえず投票してしまいました。デザインにもうなりますが、お値段にもうなります。こんな車に乗ったら皆に見られて恥ずかしいので、「良かった、買えなくて」なんて。でもどなたか乗せてくださるなら、車にぴったりの衣装で伺いますので、よろしくお願いします(半分冗談)。

個人的に注目のアイテムは「OKURIN」ぬいぐるみの形をした袋で、ジッパーがついていて中にプレゼントを入れて送ることができるものです。布地製なので洗って何度も使えます。日本人の年間プレゼント回数は6.4回だそうで、家庭ゴミの実に0.1%がプレゼント包装によるもの。それを減らそうとして開発されたのがOKURINです。すべて環境にやさしい素材で作られていて、体の不自由な方々がひとつずつ手で作っているためロットナンバーがつけられています。人にも地球にもやさしいOKURINですが、Mサイズが4,500円はちょっと高いかな。。。



グッド・デザイン

ほんやら堂が初めてグッド・デザイン賞にチャレンジしました。厳正なる審査の上、「ハリツボネズミ」が第一次審査を合格、今月末に東京ビックサイトで開催される「グッド・デザイン・プレゼンテーション」に展示され、次の審査を合格すれば晴れてあの「Gマーク」をつけることができます。

グッド・デザイン賞は戦後の日本のすぐれた産業政策のひとつと言えるでしょう。オリンピックを前にして中国の偽物商品、粗悪商品が問題視されていますが、戦後の日本も似たようなものでした。そこで、オリジナリティがある高品質な商品を作ることにより日本の評価が高くなり、豊になる、という考えで通産省がこの制度を発足させました。敗戦でボロボロになってわずか10年強の頃、いかに日本の政府が復興に向け真摯に取り組んでいたか窺われます。

「デザインなんて主観じゃないの?優劣はつけられない」と思う方もいらっしゃるでしょうが、品質、使い勝手、企業姿勢も全部評価されての受賞となります。つまりGマークは消費者に信頼を与え、受賞企業側も自信と励みになるという素晴らしい制度です。

Gマークというと自動車、家電、携帯電話、パソコンなど機械もので比較的単価の高いものを想像しがちですが、ほんやら堂が皆様にお届けしているような雑貨、食器、医療器具、建築物、都市設計にいたるまでありとあらゆるジャンルに広がっています。いわば、デザインという切り口から見た「日本の産業の粋」とも言えます。

関心のある方は下記サイトをご覧ください。ほんやら堂の商品は「ノミネート一覧」のコーナーで探してくださいね。
http://www.g-mark.org/gdp/2007/index.html
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