「ほんやら堂」のある暮らし

ほんやら堂の外部アドバイザーのYOKOさんは公私にわたってほんやら堂が大好き。 ほんやら堂の商品やそれにかかわる人々などをつづります。

2011年07月

8月になれば

8月は私の誕生月でもあり、また大好きな夏本番という事で特別の思い入れがあります。

今年は東日本大震災で東北三大祭りの開催も一時懸念されましたが、
青森ねぶた祭り(8/2-8/7)公式サイト http://www.nebuta.or.jp/index.htm
秋田竿灯まつり(8/3-8/6)公式サイト http://www.kantou.gr.jp/index.htm
仙台七夕まつり(8/6-8/8) 公式サイト http://www.sendaitanabata.com/index.html
が亡くなられた方々を供養し、復興への願いをこめて開催されます。おそらく全国から多くの方々が訪れる事でしょう。

一方、8月6日は広島の原爆記念日、8月9日は長崎の原爆記念日です。世界で唯一の原爆経験国である日本がまた福島の原発事故により再び被爆の恐怖にさらされています。核の平和利用、コスト安、環境にもやさしいと良いことづくめのふれこみで推進されてきた原発も大地震と津波の前には脆弱性をさらけ出し、国民に不安をまき散らす事になりました。自然災害だから仕方ないというのではなく、自然災害の多い国だからこその慎重な運用が必要だったのではないでしょうか。いずれにせよ、核とのつきあい方を真剣に考え直し、世界へ発信していく夏になりそうです。

今年の夏は節電モードにもかかわらず早くから真夏のような日が続き、台風が来ては一段落、といったパターンですが、お盆、終戦記念日と亡くなられた方々を想い、より良き日本になるようにと祈りたいと思います。

海の日に寄せて

今日は祝日「海の日」です。最初は7月20日で1995年に制定され、1996年から施行された比較的新しい祝日です。、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」という海洋国日本らしい祝日で海の日と称して祝日にするのは世界で日本だけだそうです。

そもそも祝日は何かの記念日や歴史的な文化行事の行われる日(たとえば成人の日、子どもの日など)ですので、海の日と言われてもちょっとイメージはわきにくいのですが夏にはふさわしい祝日のような気もします。

今年は原発事故による海洋汚染が心配で海に行くのをどうしようと思っている方も多いのではないでしょうか。神奈川、千葉県などは海水中の放射能物質の検査をして海水浴客に安全性のアピールをするようですので、不安な方はチェックされてからお出かけになってはいかがでしょうか。

さて、海には帆船が良く似あいます。私自身は海王丸という日本が誇る帆船のノベルティ・グッズの仕事をした事があります。海王丸は日本丸と姉妹船で、外観からは見わけがつくの白い船体に入ったブルーのラインのデザインが違うこと、船主についているのが海王丸は「紺青」という横笛を吹く女性像、日本丸は「藍青」という手をあわせる女性像です。日本丸は「太平洋の白鳥」と呼ばれるのに対し、海王丸は「海の貴婦人」と呼ばれています。(いずれも国際的なニックネームです。)ところがこの貴婦人は俊足で、その年最速の帆船に与えられるボストン・ティーカップ・トロフィーを4回も受賞、1995年は最速記録を樹立しています。

海王丸は港まつりなどのイベントに巡回しているほか、練習船として航海訓練に利用されています。一般の方も国内公開、遠洋航海のコースがあります。もちろん甲板磨きや帆を張るのもやらなければなりません。お子さんたちには海洋教室があります。ご興味のある方はこちらから。
http://www.macf.jp/kaiwomaru/embark.html

もうひとつ海の話題です。国連の専門機関である国際海事機関(IMO、本部はロンドン)の事務総長(トップ)に来年の1月1日から関水康司氏が就任します。海洋国家日本を代表して世界中を和で安全な海にしていだだける事を期待しています。
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