あっという間にGWに突入しました。桜も終わり、新緑に色とりどりの花々が咲き乱れ、行楽に、そして季節ものの入れ替えにぴったりの季節となりました。そこで気になるのが日射しです。最近の日傘はUV加工が施されていますが、2-3年で効果がなくなることをご存じでしたか?なぜか今年はこの情報がさかんに出回っていて「傘の買い替え」をアピールしている通販サイトが目につきます。

そもそも日傘は装飾的な要素も強く、綿や麻などの天然繊維を用い、刺繍やレース使い、あるいは伝統工芸の染などだったりすると軽く1万円は超え、雨傘に比べるとお高い商品でした。ところが紫外線の被害が声高に叫ばれるようになると手軽なUV加工を施した化学繊維の日傘が1000円ぐらいで買えるようになりました。天然繊維のものに比べると風を通さないので暑いし、おしゃれではないものの、雨が降っても平気なので晴雨兼用としてはうってつけだったわけです。天然繊維の場合はいくら防水や撥水をしても強い雨にはどうしても弱い。ゲリラ豪雨の多い昨今はブランドものの日傘でも化学繊維が主流となりました。

今年の日傘の仕様をチェックしてみるとUVカット率は99.99%などというものもあり、遮光や遮熱といった工夫もなされています。シルバーコーディングなどをすると傘がメタリック色になり、昔の天然繊維の日傘のような女性的な美しさからは遠ざかっていくような気がします。

炎天下をてくてく歩く大都市の住民にとって日傘選びは悩ましき問題です。車社会の住民には想像もつかない事かも知れません。

まず、UV加工をしていなければ濃い色のほうがUVカット率は高いです。一時期、黒い日傘ばかり出回っていたのはこれが理由です。黒ベースでも明るい色部分があったり、レースのように透かしがあるとむら焼けの可能性はありますね。こだわりのあるデザインの傘を長く使いいたという方は濃い色を選ぶのがポイントです。

真っ黒な傘は暑苦しいので明るい傘がほしい、という方はUV加工が施されていれば問題ないそうです。

日傘にもジャンプ傘や自動開閉傘がふえてきましたが、どうしてもこの機能から壊れてくるのとスタイリッシュではないので私は手開閉の傘をなるべく買うようにしています。AMAZONのレビューを読んでいたら、「傘をたたんでいるのに急に開く、さしていたら急に閉じて傘のおばけのようで恥ずかしかった」というのがあり、経験があるだけに笑いころげてしまいましたが、手開閉ならこういう目にはあいにくいです。

折りたたみか長傘か、私のように仕事で出かけ、先方でしばらく打ち合わせ、というような場合は折りたたみのほうがバッグに収納でき邪魔になりません。また、行きは使うものの、帰りは夕方で不要という時も便利です。ただし、日傘は雨傘に比べたたみにくいのでちょっと手間どります。

日傘は雨傘に比べ長傘も小さ目のものが多く、いわゆるショート傘、柄だけ短くなるタイプもあります。これならかごバッグや大き目のトートに差し込んでそのまま持って歩くことも可能です。

ただし、ゲリラ豪雨のことを考えると雨傘サイズの日傘がほしい、でも重いのは嫌、と悩みはつきません。