私の仕事場は自宅の離れの小さな一軒家です。桜が咲くころは2階のベランダから玉川上水跡の桜並木が見えます。少し歩けば、善福寺川と神田川沿いの桜も見ることができ、住宅街の中にも桜の古木が植わっているお宅がたくさんあり、毎日がお花見状態です。

今年はあっという間に満開を迎え、花の盛りが短かったような気がしますが、ほとんど毎日出かける散歩の時に撮った写真をfacebookにUPしていますが、もう花の写真だけでも13回投稿しました。おもしろいもので桜が満開を迎える頃ケヤキはまだ葉をつけておらず童話の世界のような幹と枝のシルエットだけです。桜が終わる頃、柔らかな緑の葉が風にそよぐように出てきます。まるで主役交代を告げるかのようでGWの緑のシーズンのオープニングです。

今年は椿の花が例年よりたくさん、しかもバイカラーのが目立つ気がします。桜と一緒に咲いていたのは椿やシナレンギョウ、ボケなど比較的柔らかな色あいの花でしたが、桜が終わる今はもう少し強い色の草花が百花繚乱状態となります。また、ボタンザクラは少し遅れて今が旬ですが、花がぼんぼりのようでソメイヨシノなどと比べるとやはりインパクトの強い花です。気候が元気づいてくると木や花といった自然も姿や色が元気なものが似合うのだなあとつくづく感じます。

私の住んでいるエリアは昔からの住宅街ですが、門や玄関まわり、塀の脇などをきれいに花で飾っているお宅が多く、美しい花々に癒されるのはもちろんの事ですが、道行く他人を楽しませようと丹精される家人のお気持ちにも感謝と尊敬の念をいだきます。

先日、野菜用の培養土をたくさんいただいたのでミニトマトの栽培に初挑戦、苗を植えました。簡単だとは言われたのですが、果たして実がなるのやら。。。スーパーの店頭にもトマトの種類がどんどんふえていますが、苗も実にいろいろな種類のトマトがありました。庭の草取りも今が正念場です。雑草の生命力は半端ではなく草取りを怠ると夏場には腰ぐらいの丈に伸びてしまいます。

会社員をしていた頃からなのですが、4月は電車がとても混みます。そしてGWが終わるととたんに乗客が減ります。おそらく新入生の研修、新年度のため会議など中央へ集まってくる機会がふえ、GW後はそれらも一段落ということなのでしょう。

GWは毎年季節ものの入れ替えと自分の会社の決算書作成です。季節もののほうは3月末あたりから徐々にやっていくのですが最近は冬のように寒い日もあったりで入れ替えの最終はだいたいGWになります。今年は衣類などは意思う存分断捨離しましたが、その分新しいものを買ってしまいそうなので用心用心。

桜からGWは1年のうちで好きな時期のひとつです。寒いのが苦手な私には開放感があります。刻々と移り行く自然を眺めるのも楽しいですし、起業してからは4月はなぜかマイペースで時間が流れていく年が多く、気持ちにゆとりがあります。新年度が始まったという期待と不安による緊張感も好きです。学生やビジネスパーソンなら第二のお正月みたいなものです。充実した1年でありますように。