2015年も丸1ケ月が過ぎましたが、皆さんはどんな年になりそうですか?今年はひつじ年、ほんやら堂の人気キャラクター「おやすみ羊」も年末から大人気だったようです。干支そのものもキャラクターといえばキャラクターですが、イメージがそろっていない所がなんだか当たりはずれがあるようで面白いです。ひつじ生まれと言えば、やさしくかわいいイメージがありますが、トラ年とかイノシシ年の女性なんてうれしくない気がします。私は巳年生まれでヘビなのですが、気持ち悪いとかこわい、と言われておしまいです。マンガのヘビは結構お目目ぱっちりのかわいい顔をしたのもいるのですが。

よく眠れない時は羊を1頭ずつ数えると眠れると言います。試した方も多いのではないでしょうか。実際に効果がありましたか?私には効かなかったです。ところが日本人には効かなくて当たり前なのだそうです。

ユーラシア大陸とアフリカ大陸、そこから渡っていった南北大陸とオーストラリアとニュージーランドの人たちにとって羊は大変なじみ深い動物で、おとなしくて大きな群れをなしてごちゃごちゃいるという退屈な景色がすぐ脳裏に浮かぶのだそうです。数えるのも大変というイメージなのです。だから単数でも複数でも英語ではsheep
です。

ところが、日本に羊が入ってきたのは明治以降のことで、それ以来日本の羊の数はふえていないそうです。つまり日本人にとって羊の大きな群れをイメージする事は非常に難しく、「羊が1頭いました、次はえーと、どこにいることにしようかな?」と考え込んでしまいかえって眠れないのだそうです。

sheepとsleepの音が似ているので語呂合わせのようなものという説もありますが、これは英語だけの話で他言語では違うそうなので多くの国で信じられている証明にはなりません。

要はごちゃごちゃうじゃうじゃいるものをひとつずつ数えると面倒で眠くなるということらしいのですが、日本人なら羊のかわりに何がいいのでしょう?ずばり米という方もあります。小さすぎ?東京のラッシュアワー時の人数?これはイライラしてかえって眠れませんね、きっと。

英語のsheepは臆病者、温和な人、従順な人という意味も持っています。ところがblack sheepと言うと「組織や家族の中の厄介者」をさして言うのだそうです。あと11ケ月、どうか温和に過ごせますように。