今日、私のfacebookで盛り上がった話題は「ノックの回数」。皆さんは会議室のドアをノックする時何回ノックをしますか?トントンと2回?これはトイレ用です。何度もしつこく叩くとせかすようなのでトイレでは2回。広い空間でもないし、厚い扉でもないので2回で十分聞こえます。

国際マナーではフォーマルなドアのノックは4回、2回x 2です。洋画などでチェックするとわかります。トントン、一呼吸、トントンと計4回です。会議室や会社で偉い人の部屋に入る時はこのノックです。2回ではトイレと同じなので失礼です。家族や親しい友人の場合は3回でも大丈夫です。知人はトニー・オーランド&ドーンの「ノックは3回」という歌があるので正式には3回だと思っていたそうです。

このルールは海外在住経験のある日本人でも案外知りません。従来の日本家屋は襖や障子で区切られていただけですのでノックの習慣がありません。また、ほとんど洋間ばかりの現代でも厚い扉はあまりないので外から声をかける事も多いせいもあるでしょう。日本人が気がつきにくいマナーです。

重要な会議、面接などここ一番ではきちんと4回ノックしましょう。幸せの扉がきっと開くと思います。

実は私は鍵運が悪く、海外のホテルの部屋の鍵が開けられないことしばしば。10年以上前、クアラルンプールのホテルでチェックインの際、昔の金属製の鍵を渡されたのですがどうしても開かず、ホテルのスタッフにお願いしたところ100本以上鍵を持った女性が現れ、開けるまで30分以上かかりました。

ジャカルタではカード式鍵の磁気がすぐ飛んでしまい、外出のたびにカードを交換してもらったこともあります。

マニラでは夜フロントから「ドアがロックされていないのでロックしてください」と電話をかけられ、どう見てもロックされているのですが、いったん開けて力任せに閉めたところやっとロックされました。どうも建てつけが悪かったようです。ロックできたはいいものの、今度は開かないのでは?とひやひやしましたが。

セブ島のレストランのトイレにおもしろい鍵がありました。確か右に2回、左に1回回さないと施錠できないようになっており、ドアの内側に英語で説明が書いてあります。当時は私は老眼鏡なしでもその説明が読めましたが、今は怪しいのでトイレに入るにも老眼鏡を忘れないようになどと思っています。もちろんドアをあけるには反対の作業が必要ですので認知症にもなれませんね。

ドアで思い出したのは1965年から1970年初めまで活躍した米国のロック・バンドその名もThe Doorsです。今考えると変なグループ名ですが、ウィリアム・ブレイクという詩人の作品の一節に「知覚の扉(the doors of perception)」というのがありそこから採ったそうでネーミングはなかなか高尚です。Hello, I love You 、ハートに火をつけて、Touch Meなどのヒット曲があります。

夢占いでドアは境界線を表すそうです。ドアから出て行く夢は違う環境や状態に入る暗示。ドアから何かが入ってくる夢は他の世界からの侵入者の暗示だそうです。現実世界でも年末に向かい何かとあわただしい季節です。戸締りをしっかりして泥棒に侵入されないようお気をつけください。