10月31日、今日はハロウィン、皆さんは何かハロウィンらしいイベントを楽しまれましたか?先日も米国とイギリス両方に駐在経験がある方と日本ではいつ頃からハロウィンを祝うようになったのでしょうね?と言う話題が出ましたが、調べたところ1970年代に原宿のキディランドがハロウィン関連グッズを売り出し、1983年に同じくキディランド原宿店が日本初のハロウィン・パレードを開催したと書いてありました。私は東京の住宅街に住んでいますが、地元のスーパーなどでハロウィン・グッズが季節のイベント・グッズとして集中的に販売されたり、子どもたちの仮装パレードが行われるようになったのはここ10年ぐらいではないかと思います。

ハロウィンの起源はケルト人にあり、彼らは1年の終わりを10月31日と考えており、この夜は死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていました(日本のお盆みたいですね)。時期を同じくして出てくる有害な精霊や魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚火を焚いていました。これにちなみ、カボチャをくりぬいた中にキャンドルをたてて「ジャック・オー・ランタン」を作り、魔女やお化けに仮装した子どもたち(ハリー・ポッターの世界ですね)が近くの家を1軒ずつ訪ねては「トリック・オア・トリート(ごちそうをくれないと悪戯するよ)」と言います。家庭ではカボチャのお菓子を作り、子どもたちはもらったお菓子を持ち寄ってパーティを開いたりします。

ハロウィンの語源はカトリックで11月1日に祝う「諸聖人の日」の前日にあたることから”All Hallow's"のイブがなまってHalloweenと呼ばれるようになったとされています。

ハロウィンは今では何と言っても米国で盛んな大衆イベントでそれが各国に伝播していっているような気がしますが先日ミャンマーのヤンゴンでもハロウィンまつりが行われるという報道を目にして、鎖国状態から解けたばかりのミャンマーで早くもハロウィン?とびっくりしました。

さて、今日から始まったグッドデザイン賞受賞展示会(G展)を見に六本木の東京ミッドタウンに出かけましたが中庭からサックスの音色が聞こえてきたので外に出て見に行ったところモーツァルトのような服にかつらをかぶった男性がサックスを演奏していました。それを聞いている人たちも魔女やお化けの変装をしており、なかなか大人の街らしいハロウィン光景でした。