明日から新年度、生活環境が変わるという方も少なからずいらっしゃる事でしょう。そして4月1日はエイプリル・フールの日でもあります。私の子どもの頃はエイプリル・フールが流行っていてささいな嘘、あるいは明らかに嘘とわかる嘘をついて友達をびっくりさせたり、笑わせてて喜んでいたものです。どうも最近はそういうお茶目さが失われてきたような気がします。勉強至上主義でユーモアを解さなくなったり、情報過多で嘘のような話に24時間365日接しているからかも知れません。

起源については諸説あるようですが、ひとつは昔ヨーロッパでは3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していたものの1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用しました。これに反発して人々が、4月1日を「嘘の新年」とし、馬鹿騒ぎを始めた事からだそうです。新正月と旧正月みたいですね。

インドでは春分から月末まで修行が行われていたそうですが、すぐに迷いが生じるので4月1日を「揶揄祭」としてからかったという説まであります。

「犬神家の一族」や「八墓村」でおなじみの作家横溝正史のデビュー作は「恐ろしき四月馬鹿 (エイプリル・フール)」というタイトルだそうで1921年の事です。こんな時代からエイプリル・フールが日本にもあったのですね。

さて、明日は素敵なエイプリル・フールの話題がある事を祈っています。

新しい環境に入られる方、緊張して失敗してしまったとしても、エイプリル・フールだと思えばどうでしょう?後に引きずらなくてすみます。