新年のご挨拶が遅れてしまいましたが、今年もよろしくお願いします。お互いに良い年でありますよう頑張りましょう!

昨日の東京は大雪、時にはヒューヒューと吹雪のような音も聞こえ、大荒れの成人の日となりました。小さい時は雪だるまを作ったり、雪合戦をしたりで雪が降るのを楽しみにしていましたが、大人すぎる年齢の現在にはいささかこたえます。(などと言うと雪深い地域にお住まいの方々にはせせら笑われるかも知れませんね。)

まず、庭の雪かきです。当家は玄関から門まで6Mほどあり、歩ける程度の道を作っておかないと門から外へも出られませんし、郵便ポストにもたどりつけません。そして低い木々の枝葉に積もった雪を落としておいてやります。折れるのを防ぐためです。昨日はなかなかやみそうもなかったので、雪降る中での作業です。ベンチコートとゴム長、小さめのスコップは3点セットで必要です。

どのくらい動くのか試しに歩数計でカウントしてみたら1500歩、力もいるので結構運動になるかも、おまけに寒くない。

会社員の頃、男性の先輩が大雪の翌日「雪かきのお手伝いもしませんで」と開口一番言ってくれ、さすがに育ちの良い方だなと思いました。時々当家にも遊びに来てくれ、男手がないのを知っているからです。都会で集合住宅に住み慣れた人々にとって庭のある家に雪が降ったらどんな事になるか想像もつかないらしく「雪かき?それがどうした」という顔をされる事が多いからです。

夕方になると門から道路まできれいに道がつけられていてびっくり。おそらくお向かいのご主人と6歳の男の子が雪かきをしてくれたのでしょう。お隣の高齢のご夫婦のお宅の門から道路までの道も同じようにつけられていました。この6歳の男の子は現在幼稚園生ですが、幼稚園で社会奉仕をするように教えられているらしく、昨年は当家の塀のツタが冬枯れで道路に落ちると毎日掃除をしなければいけないのですが、お母さんと一緒に知らない間に掃除をしてくれた日もありました。一家は中国に駐在経験もあり、お母さんは米国からの帰国子女でもあるせいか、大らかかつ配慮も行き届いています。

けさは一面銀世界、お隣のご主人が当家のもう一方の塀のそばの雪かきをしてくれました。もう70代も後半なのにありがたい事です。こういう時はふだんのおつきあいがものを言うのか、高齢の女性ひとりでよぼよぼと雪かきをしている家もありました。

東京に大雪が降ることはめったにないだけに、よけい高齢化、少子化の厳しさを感じざるを得ませんでした。ここ数年の間、ご近所では30代から80代までの男性が5人も亡くなりました。世帯主の男性で最年少がお向かいのご主人です。6歳の男の子はすでに期待の星です。お礼にほんやら堂のあったかグッズでもあげましょうか。