明日から5月です。という事は2012年も3分の1が過ぎたということですね。私は昨年の終わりごろから超多忙でしたので、3/1年も十分1年くらいだったような気がします。

東京では今年は春らしいうららかな日は少なく、連休とともにいきなり初夏の陽気で、ほんやら堂のひんやりグッズをそろそろ準備せねばと思っています。

連休のフィナーレを飾るのが5日の「子どもの日」、「端午の節句」とも呼ばれますが、起源は紀元前3世紀の中国の楚と言われているそうです。旧暦の午の月は5月にあたり、最初の午の日を節句として祝っていたのが、午=5で5月5日になったとのこと。端午の端は「はし」つまり「始まり」の事で月の始めの午の日を意味したそうです。

「ちまき」「よもぎ」「菖蒲」も中国から来た端午の節句のアイテムです。

日本ではもともと「五月忌み」という田植えの前に男性が戸外に出て、女性は家にこもるという習慣があり、これに端午の節句が合わさったと言われるようです。日本では何と女性のお祭り日だったんですね。

男の子のお祝に変化したのは鎌倉時代でこいのぼりもこの頃から。ただし、一般にこいのぼりが広まったのは江戸時代からの事だそうで、関東の風習です。柏餅は日本の習慣だそうです。

こうして調べてみると中国の風習が日本の文化と融合して独特のものに変化していく事がわかって面白いですね。青空にこいのぼりが泳ぐ景色をながめる目もちょっと変わるような気がします。

さて、連休が終わると新年度のざわつきも一段落。本格的に勉強や仕事に励む時期となります。私の経験からすると海外からの来客も多いシーズンです。下旬にはほんやら堂のプライベート・ショーがありますが、イベントもののスケジュールが結構たくさん入っています。梅雨入りまでのひとときお天気に恵まれる事を祈っています。