私が会社員になった30年ほど前の日本は「造船大国」、総合商社の船舶部という部署で船の輸出をしていました。そこでは日本の輸出船の半分以上のシェアを持っていましたので文字通り「世界一」の部隊。大きな木は影が大きいと言いますが、世界一であることの苦労は並大抵のものではありませんでした。

今では輸出の代表選手は自動車や家電、建設機械など主役が入れ替わっていますが、相変わらずごく一部の大企業に限られています。私が思うのは日本の中小企業にも「いいもの」はたくさんあるはず、海外の方々にもっと知っていただき、喜んでいただきたいと思って仕事をしております。私の会社では今年、超低温の業務用小型フリーザーや精米機を輸出しました。いずれも中小企業の製品です。

「ほんやら堂」の名前は日本の雑貨業界では知らない人がいないほど有名ですが、実は韓国でもかなりの売上をあげています。もともと韓国はキャラクターの開発も含め、ほんやら堂の商品群を製造するのが得意な国です。目の超えた消費者に評価されるのはすごい!私自身は香港や中国本土へ輸出させていただいたこともあります。

そんななか、ヨーロッパでの市場調査が始まっています。ベトナムへの輸出も始まりそうです。今は何でもやろう、可能性を探ろうというステップですが、さまざまな国の方々が、ほんやら堂の商品たちをご覧になってどのように感じ、どうしたら喜んでいただけるのか、早く知りたい気持ちでいっぱいです。

がんばれ!世界へ羽ばたく ほんやら堂!