中国の四川大地震の犠牲者、被害者の数は毎日どんどんふえて行きます。そもそも沿岸部の大都市ではないのに、どうしてこんなに人がいるの?中国の人口の多さを改めて感じました。心よりお見舞い申し上げます。

日本の国際緊急救助隊は2次災害の危険性もあり、撤退を余儀なくされましたが、意外だったのが中国の方々からの熱い感謝と感動の嵐でした。何と中国人の日本人に対する好感度は84%にもなったそうです。日本としてはごく当たり前の事をしただけなのに。。。

ちょっと心理学的に分析してみると、特にこの地域は反日感情を持つ人が多く、「自分たちは日本が嫌い。だから相手も嫌っているだろう。それなのに来てくれた。」という気持ちになり、ありがたみが増したのかも知れません。そう言えば、私たちも日常生活の中で自分が苦手な相手に対して、あちらも自分を嫌っているだろうと勝手に思いこんでしまい、ますますぎくしゃくした関係になることがありませんか?

また、中国人はよく自己中心と言われますが、他人の親切にこれだけ感謝と尊敬の念を抱いてくれるなら、単なる素直な国民なのかとも思い直しました。誰だって基本的には自己中心なはず。一方、日本人は他人からどう見られるかを気にしすぎ、ストレートに感情を表さない。だからストレスをためこんで自殺したり、人を殺めたりするのではないでしょうか。

チベット問題も含めて波乱含みのオリンピック・イヤーを迎えた中国でしたが、地震のおかげ?でしばらくは強烈なバッシングはなさそうです。

さて、他人事とは言えない地震国日本の私たち、おやすみ羊の防災セットはもうお持ちですか?