とうとうGWも終わり、次にやって来るのは「母の日」です。
「商業主義だ、くだらない」という方も世の中にはいらっしゃいますが、あまりにも身近な存在だけに「面とむかって感謝するのが照れくさい」方にはこの商業主義を利用をするというのも手ですよ(笑)。小売店ではいろいろなギフト・アイテムがディスプレイされますし、無料ラッピング・サービスのお店もあったりします。ほんやら堂にも母の日にふさわしいアイテムがたくさんあります。

さて、母の日というとカーネーションをまず思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。菊、バラと並んで最も消費量の多い花です。私は母の日にはファッション・アイテムを贈ることが多いのですが、たまたまカーネーションの鉢植えがセールだったので一緒にプレゼントをしたことがあります。いつもは「わざわざ花なんて要らない」という母ですがとても喜んで当家を訪れるお客様にも自慢していました。やはり母の日のカーネーションっていくつになっても特別なものかも知れません。

私にとってもカーネーションは縁のある花です。ある切花の専門商社をクライアントに持っていたときはカーネーションの輸入を担当していました。カーネーションは品種改良がとてもしやすい品種らしいです。黄緑からベージュのような都会的な色のものや2色がまざっているものなどたくさんのバリエーションを楽しめます。ほっこりと丸く、やさしげなのに丈夫で飽きのこない花です。花持ちの良いのも特徴です。切花を長く楽しむには水につかっている部分はバクテリアがつきやすいので、時々水を替え、茎も一緒に洗ってやります。少し元気がなくなってきたら茎を切って短くします。導管が短くなると水の吸い上げが早くなるので新鮮さを保ちやすくなるからです。短くなったら、食卓やデスクの上に一輪、というのも「癒し」のひとときを作ってくれます。