永遠に続くのでは?と思った今年の長い夏にもやはり終わりがあり、東京は秋になりました。

「日本には四季がある」とよく外国人に自慢する方がありますが、熱帯を除いてほとんどの地域に四季はあります。私が仕事でよく行くベトナムのハノイだって冬はストーブがいるし、イランのテヘランには雪が降るのをご存知でしたか?

他の四季のある国と日本が違うのは、日本が四季による自然の変化を暮らしの中に取り入れているところです。四季おりおりの花や野菜、果物はもちろんのこと、春らしい色、夏の色なんていうのも日本人が共通の感覚として持っています。四季の素材とか、モチーフなんていうのもありますよね。
日本人は四季を生活に取り入れて暮らしている、つまり四季の変化が購買動機となります。お店も商品を入れ替えなければなりません。ほんやら堂の売上ランキングにも早々と湯たんぽが登場しています。

「日本人は世界一美意識にすぐれている」と言う方がありますが、これは四季の変化に呼応する繊細さから生まれたものなのでしょう。東京をはじめとする都会には快適さや便利さはあるものの、だんだん自然がなくなり、それと同時に美意識や繊細さのかけらもない人たちが増えていっているような気がします。

なまけたろうのHPには四季おりおりの懐かしい風景の中になまけたろうたちがいるイラストがあります。私はいつも自分のPCの壁紙として癒しのひとときに利用させてもらっています。
http://www.honyaradoh.com/namake/namaketop.html