今日は私の誕生日です。
暑いさなかに生まれたので暑いには非常に強いのですが、寄る年並みと今年は早くから真夏の暑さだったのでそろそろ「うんざり」状態です。エアコンが苦手ですので、ほんやら堂のひんやりジェル・グッズに囲まれて暮らしています。

私の年代はまだ貧しい日本、家電なんてなかった日本を知っている最後の世代だと思います。ものごころついた頃は家にあるのは電灯とラジオ、扇風機、あんか、くらいのものでした。冷蔵庫だって買ってきた氷を入れる箱でした。井戸水にスイカをつけておいて冷やしたり、陽のあたる窓にはすだれが取り付けられ、蚊帳も使っていました。

夕方は打ち水をし、所によっては縁台を出して大人たちが夕涼みがてらにおしゃべりをする光景が見られました。男性たちはちぢみの半袖シャツにステテコなんていう人もいましたし、甚平ルックもありました。女性は浴衣姿も多くみられました。子どもたちは線香花火なども楽しみました。

便利な今よりは文化の香りがする夏として私の心にずっと残っています。

小学生の夏休みには6時にラジオ体操があって眠い目をこすりながら会場まで通い、欠席しないと何かごほうびが出たような気がします。今なら「騒音」で訴えられるかも知れません。また、勤労奉仕として先生やPTAの見守りの下、グループに分かれて道路の清掃などをした記憶もあります。夏休み中会えない友だちとも会え、団体で行うとかなり広いエリアの清掃が可能で、その日はとても良い気分になれました。今ならこれも熱中症の危険などでやらないのでしょう。

思えばあの頃は30度を超えると相当暑く感じました。今は35度近くあるのが普通になりました。温暖化どころか熱帯化、これも車やエアコンからの排気、舗装道路からの照り返し、高層の建物が風を遮断する、など、文明が発達する事により自然の涼しさや暮らしの知恵まで失った結果です。

今年は節電モードでゴーヤ・カーテンなどが流行りましたが、そうやってライフスタイルを見直す良い機会になっていると感じます。