今日は祝日「海の日」です。最初は7月20日で1995年に制定され、1996年から施行された比較的新しい祝日です。、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」という海洋国日本らしい祝日で海の日と称して祝日にするのは世界で日本だけだそうです。

そもそも祝日は何かの記念日や歴史的な文化行事の行われる日(たとえば成人の日、子どもの日など)ですので、海の日と言われてもちょっとイメージはわきにくいのですが夏にはふさわしい祝日のような気もします。

今年は原発事故による海洋汚染が心配で海に行くのをどうしようと思っている方も多いのではないでしょうか。神奈川、千葉県などは海水中の放射能物質の検査をして海水浴客に安全性のアピールをするようですので、不安な方はチェックされてからお出かけになってはいかがでしょうか。

さて、海には帆船が良く似あいます。私自身は海王丸という日本が誇る帆船のノベルティ・グッズの仕事をした事があります。海王丸は日本丸と姉妹船で、外観からは見わけがつくの白い船体に入ったブルーのラインのデザインが違うこと、船主についているのが海王丸は「紺青」という横笛を吹く女性像、日本丸は「藍青」という手をあわせる女性像です。日本丸は「太平洋の白鳥」と呼ばれるのに対し、海王丸は「海の貴婦人」と呼ばれています。(いずれも国際的なニックネームです。)ところがこの貴婦人は俊足で、その年最速の帆船に与えられるボストン・ティーカップ・トロフィーを4回も受賞、1995年は最速記録を樹立しています。

海王丸は港まつりなどのイベントに巡回しているほか、練習船として航海訓練に利用されています。一般の方も国内公開、遠洋航海のコースがあります。もちろん甲板磨きや帆を張るのもやらなければなりません。お子さんたちには海洋教室があります。ご興味のある方はこちらから。
http://www.macf.jp/kaiwomaru/embark.html

もうひとつ海の話題です。国連の専門機関である国際海事機関(IMO、本部はロンドン)の事務総長(トップ)に来年の1月1日から関水康司氏が就任します。海洋国家日本を代表して世界中を和で安全な海にしていだだける事を期待しています。