ほんやら堂が初めてグッド・デザイン賞にチャレンジしました。厳正なる審査の上、「ハリツボネズミ」が第一次審査を合格、今月末に東京ビックサイトで開催される「グッド・デザイン・プレゼンテーション」に展示され、次の審査を合格すれば晴れてあの「Gマーク」をつけることができます。

グッド・デザイン賞は戦後の日本のすぐれた産業政策のひとつと言えるでしょう。オリンピックを前にして中国の偽物商品、粗悪商品が問題視されていますが、戦後の日本も似たようなものでした。そこで、オリジナリティがある高品質な商品を作ることにより日本の評価が高くなり、豊になる、という考えで通産省がこの制度を発足させました。敗戦でボロボロになってわずか10年強の頃、いかに日本の政府が復興に向け真摯に取り組んでいたか窺われます。

「デザインなんて主観じゃないの?優劣はつけられない」と思う方もいらっしゃるでしょうが、品質、使い勝手、企業姿勢も全部評価されての受賞となります。つまりGマークは消費者に信頼を与え、受賞企業側も自信と励みになるという素晴らしい制度です。

Gマークというと自動車、家電、携帯電話、パソコンなど機械もので比較的単価の高いものを想像しがちですが、ほんやら堂が皆様にお届けしているような雑貨、食器、医療器具、建築物、都市設計にいたるまでありとあらゆるジャンルに広がっています。いわば、デザインという切り口から見た「日本の産業の粋」とも言えます。

関心のある方は下記サイトをご覧ください。ほんやら堂の商品は「ノミネート一覧」のコーナーで探してくださいね。
http://www.g-mark.org/gdp/2007/index.html