今回はほんやら堂がカタログ制作などでお世話になっているグラフィックデザイナーの大野美文(みふみ)さんの登場です。大野さんは「レンタサイクルで巡る ぐんまの自転車さんぽ」という本を出されました。ほんやら堂の本社も群馬県高崎市にありますので今日はその本のお話を伺います。


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★楽しそうな本ですね。本を出されたきっかけと内容について教えてください。

(大野)群馬は赤城や榛名などヒルクライムなどのレースが盛んで自転車王国と呼ばれています。
サイクリングロードにはロードバイクだけではなく、ママチャリで子どもとのんびりサイクリングをしている人をよく見かけます。

クルマ中心の生活では分からなかった何気ない町のたたずまいや、その土地でしか、その季節にしか見られない景色を味わってもらいたいと、自転車に乗るきっかけづくりのために、ゆるいサイクリング本を作ることになりました。

スタッフはディレクター1名、ライター2名、デザイナー2名、モデル撮影のカメラマン1名です。

それぞれが自分の住んでいる街などを中心に走り回って、
群馬県内22コースと自転車持ち込み可能な私鉄2社のサイクルトレインを取材しました。

コース毎に詳しい地図を掲載し、おすすめスポットを豊富な写真で紹介しています。

群馬には自治体が運営するレンタサイクルがたくさんあり、電車を使って県外から来ていただいても手軽に楽しめる内容になっています。

おおよその距離も記載してあるので体力に合わせた場所をお選びいただけます。

★★私も自転車に乗るのが好きなのでとても興味深い本です。大野さんご自身のサイクリング歴は?

(大野)自転車通学をしていましたが、卒業後は車での移動が多くなり、自転車に乗る機会が減ってしまいました。この本をきっかけに久しぶりに自転車に乗ったのでほんとに初心者です。

★★★どこで買えるのですか?

(大野)「レンタサイクルで巡る ぐんまの自転車さんぽ」は、上毛新聞社から発刊。
A5版96ページ、オールカラーで、税別1400円です。

群馬県内の書店、または上毛新聞取り扱い新聞販売店、
amazonでもお求めいただけます。

★★★★この本の中でのイチオシスポットはありますか?

(大野)全てのコースに特色がありおすすめです。

私が取材した前橋は利根川や桃の木川に沿ったサイクリングロードや広い公園が整備され自然を満喫できます。
対照的に中心商店街は100年以上続く老舗が軒を連ね、自転車を押してゆっくり見ていただくことをおすすめしています。
サイクルトレインを使えば、遠出して帰り道疲れてしまっても、自転車ごと電車に乗れるので安心です。

また、また、ほんやら堂さんの商品にも「日出絹シリーズ」に群馬の絹が使われていますが、世界遺産に登録された富岡製糸場の周辺も紹介しています。

他にも桐生の路地裏探索や近くに温泉がある岩宿遺跡、伊勢崎はやきまんじゅうなどのお店がたくさんあり探しまわるのも楽しいと思います。

地図は手書き風になっていますので自分で見つけたお店や見どころを書き加えて、自分だけの手描きマップに仕上げていただけたら嬉しいです。

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ありがとうございました。
群馬にはまだあまり知られていない素敵な所がたくさんありそうです。群馬県外の方もぜひレンタサイクルでふれあいの旅にお出かけになってはいかがでしょうか。