もうすぐバレンタイン・デーですね。マーケティングの観点から今年は「逆チョコ」がどのくらい普及するか楽しみです。バレンタインは今までは女性から男性にチョコレートなどを贈るのが日本流。海外の知人友人に聞いたことがありますが、国によって多少違うものの、男性から女性へ、性別を問わず好きな人へ、というのが主流のようで、やっと日本もバレンタイン・デーの国際化がなされたわけです。

どうして日本流になったかは多分商業的な戦略だと思いますが、50年くらい前から日本で始まったようです。以下は私の推測ですが、2月と8月はニッパチと言って物が売れない時期です。企業は3月決算が多いので決算期前に売上をあげる起爆剤が必要。当時女性から男性へ好意と伝えるのは勇気がいることだったのでこのイベントが案外受けたのでは?冬の寒い中、赤や金色の包装紙、ハートのモチーフが行き交うのは心まで暖かくなるようで私の好きな光景です。 

逆チョコはもう20年くらい前に経験しました。会社員の頃、ベルギーの駐在員の方がブラッセルから送ってくれたのです。この男性はお父様がイギリス人とベルギー人のハーフ、お母様が日本人で、英仏日の3ケ国語をまったく同じレベルで話せる素敵なイケメン。新入社員から中年まで女子社員のほとんどが熱狂的な大ファン。彼はベルギー・スタイルで仕事でお世話になっているからとお歳暮気分でくれたのですが、これが周辺の女性たちに見つかったら「恨み殺される」と思い、会社の書類封筒に入れこっそり自宅へ持って帰った思い出があります。いつもは仕事関係のいただきものはおすそ分けをするのですが、この時ばかりはしたくてもできませんでした。

「Ourチョコ」はいかが?これも会社員の頃、女性の部下たちが男性の同僚や上司へ義理チョコを贈るのは嫌、またホワイトデーのお返しに気を遣われても困る、どうせお互い義理だとわかっているのだから、ということで始めたものです。女性たちでお金を出し合ってチョコレートケーキを買ってきて男性も女性も一緒に3時にいただくのです。一応男性に対し義理ははたせ、女性たちもおやつとして食べるのでお返しは不要、これアイデアとして良いと思われませんか?

逆チョコ、不況下での売上拡大策と私は思っていますが、さて、あなたは誰に何を贈りますか、誰から何を贈られるのでしょうか?