最近、重炭酸入浴剤が話題となっています。今日は商品企画開発部の曽根さんにお話を伺います。
★重炭酸入浴剤については、炭酸ガスが重要なのではなく、炭酸ガスが重炭酸イオンに変化し、この重炭酸イオンが大切だと読んだ記憶があります。お湯も中性になるのですよね。そのあたりのしくみや効果を教えていただけますでしょうか。
(曽根さん)
なかなか鋭いご質問ですね!
炭酸ガスが発生する入浴剤は多数あります。
それは炭酸ガスが発生している間だけですが、重炭酸入浴剤は炭酸ガスがイオン化して湯中に溶け込みますので、2番風呂、3番風呂の方にも同様の効果が続きます。
72時間ほど効果があると聞いたことがありますが、実際はお湯が不衛生になってきますので24時間でお湯を交換した方が良いので24時間お湯に溶け込んでいると表記しました。
お湯のPHを中性にすることで炭酸ガスが重炭酸イオンとして湯中に溶け込みます。
★★「冷え取り」「疲労回復」「ゆず」と3種類あり、「冷え取り」と「ゆず」はゆずの香りですが、「疲労回復」は無香料です。何か理由があるのでしょうか。また、3種類とも無着色なのも何か理由がありますか?
(曽根さん)
「冷えとり」「ゆず」は冬場に使われる方が多いかなと思い、冬のお風呂のイメージのゆずの香りにしました。
「疲労回復」は老若男女みなさんご使用になられるかと思い、あえて無香料にしました。
赤ちゃん(生後4ヶ月以上)でもご使用いただけますので、ぜひこの時代にご家族皆様で効果を楽しんでいただきたく思います。
こちらは医薬部外品登録されたものが無香料でしたので色はついておりません。
小さな発泡をじっくり見ながらゆっくりお風呂に入っていただければ、保温、保湿効果に優れ温浴効果もしっかり高めていただけるかな、と思います。
★★★冷え取りは冬場だけでなく、夏のエアコンで冷え切った体にも良いと思います。
(曽根さん)
まさに!
現在ショールームで展示会をしておりまして、商談席が窓側にあるため、お客様が暑くないよう冷房を強めに入れております。
一日ショールームにいて帰る頃には手なんか冷え冷えになっています。オフィスでブランケットを纏うような時もあります。
夏場はどうしてもシャワーの方も多いと思いますが、夏でもしっかり入浴いただくことをお勧めいたします。
寝る1〜2時間前の入浴は安眠にもつながります。
疲れをしっかり取り除いて元気な明日を迎えるためにも、ぜひ入浴はしていただければと思います。
私も毎日お風呂から出た後、すごい汗をかいていますけれどお風呂に浸かっています。
「この汗はさらさらだから大丈夫!」と呟きながら(笑)
日本浴用剤工業会も以下の様に推奨されています。
◆「冷え」は、食欲不振、不眠、倦怠感などの夏季特有の症状、つまり「夏バテ」が現れてきます。
入浴により、3つの物理作用(温熱、水圧、浮力)が効果的に働き、夏の疲れ、冷え、ストレスの解消につながります。
微温浴(35~38℃)は、副交感神経の働きにより精神的な安らぎと落ち着いた気分になれます。
一方、短時間の高温浴(42~44℃)は、交感神経を刺激して、心身共に活動的にします。また入浴時の水圧により、肺容量が減少して呼吸数が上昇し、心臓の働きが活発になり全身の血行が良くなります。更に、水中では身体が軽く感じるため、だるさを感じなくなり、心身ともにリラックスできます。◆
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