2016年にスタートしたインタビュー企画「ほんやらな人々」も今回で100回を迎えます。ほんやら堂を知っていただくために社長をはじめ、社員の方々、時にはお取引先の皆様、キャラクターの温泉さん一家やしばずきんちゃんまで対応していただきました。皆様の熱意あってこそ100回も続けることができたと心より感謝申し上げます。
100回記念の企画を昨年末あたりから考えており、社員の皆様のご意見をうかがったところ、やはり社長に出ていただきたいということになりました。質問も皆様からいただきました。前置きが長くなりましたが、今回はほんやら堂の藤永社長にお話を伺います。
★ほんやら堂を創業し、経営して来られて一番うれしかったことは何ですか?
(藤永社長)
一番うれしかったこと。。。。たくさんありすぎて一番が決められないので、うれしいと感じることは、お客様にお役に立っているというお声をいただいた時です。本当に、こころから喜びが湧いてきます。
★★一番印象に残るほんやら堂の商品あるいはブランドは何ですか?それらにまつわるエピソードや感動したことがあればあわせて教えてください。
(藤永社長)
どれもこれもこれまでに生まれてきたブランドには愛情と強い想い出があります。その中でも一番印象に残っているのは「炭の力」ブランドでしょうか。まだ炭を健康や美容に使うという認知が世の中に浸透していないころに、何故か思いを持って商品化に取り組み、市場を育てていったブランドになりますので、苦労が多かった反面、とても強く印象に残っています。
燃料用の炭を供給できる所はまだ比較的残っていたのですが、美容や健康に使える良質の炭の生産をされている所が少なくて、日本中をワンボックスカーに乗り込みご縁を探して回ったことを思い出します。
その後、京都大学の木質学研究室のご指導の下、その当時では珍しい炭の本の出版にも携わりました。私は、炭の流通分野をマーケティング視点で執筆させていただきました。これも楽しい想い出です。
商品のライフサイクルとしては導入期でしたので、利益が出るまでに多くの時間を使いました。その後、成長期を迎えるころ、中国から安かろう悪かろうの商品が入ってきて間もなくブームが去ることになります。いま思うと、すべてが楽しい想い出です。
★★★ライフスタイルが刻々と変化していく中でほんやら堂として今後も大切にしていきたい「テーマ」は何ですか?
(藤永社長)
はい、「必要でないけど大切なもの」というテーマです。ここです、時代とともに、表現するモノは変わっても、この思いはほんやら堂の核心です。いつまでも受け継がれていく大切なコンセプトでありビジョンだと思っています。
★★★★ほんやら堂の組織やスタッフの強みは何ですか?
(藤永社長)
スタッフの皆の心根が、天が応援したくなる領域にあることです。だから、組織が学び、成長する生命体として存在できていることだと思います。違う言葉で言うと、組織やスタッフが、直(すなお)なので、時代や環境に適用できているように思います。企業成長は、時代への適応力ですので、ここが強みの源泉です。みんなに感謝です。
◆次回に続きます
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