「歩く」を考える① 足指をリラックスさせる

颯爽とカッコよく歩けると健康にも良いだけでなく、おしゃれも決まります。言うは易し、行うは難しで足の悩みはつきません。病院に行くほどでもなく、「何となく不快」「少しがまんすれば」という状態の方も多いのではないかと思います。

「歩くクッション靴下」のwebサイト http://honyaradoh.com/lp/aruku/top/
に「足のお悩みQ&A」というコラムがあります。足にまつわる質問に群馬大学大学院保健学研究科の坂本雅昭教授に「わかりやすく、少しくわしく」説明をお願いしたものです。坂本教授は理学療法士、医学博士でもあり、教育のみならず臨床業務も行っている足の専門家です。

上記サイトからの転載となりますが、「快適に歩く」ために本記事をぜひお読みください。

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質問
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私たち女性はパンプスなどつま先の細い靴を履く機会が多いのですが、5本指ソックスを履くとしめつけから解放されて裸足に近い気持ちになります。 やはりしめつけた後は(意識的に5本指ソックスを履くなどして)足指をリラックスさせたほうが良いのでしょうか?

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坂本先生
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ファッション性から靴を選ぶと細身のデザインになると思います。足の形にもよりますが、足先が締め付けられた状態で靴を長時間履いていると様々な問題が生じます。

「外反母趾」は皆さんもよくご存知かと思いますが、足の親指が人差し指側に曲がり、親指の付け根に痛みが出てきます。
親指は外側に曲がるだけでなく捻れも生じるため、変形が強くなると立位や歩行時に親指の裏で正しく体重を支えることができなくなります。また、外反母趾ほど知られていないのですが、「内反小趾」変形を生じることがあります。

外反母指とは逆の変形で、足の小指が親指側に曲がるものです。小指は内側に曲がるだけでなく外側に捻れるので、小指の外側に体重がかかり、小指の爪が変形して小さくなっていることが多くみられます。

足の指は立位での体重支持やバランス、歩行時の推進力を得るために重要な機能を果たしています。ヒトの関節は長時間同じ位置でいると、関節そのものや関節周辺の筋や靭帯に悪影響を及ぼします。

足指の機能を維持するためには、それぞれの指のアライメント(骨や関節の配列)を正しく保持することが大切です。

また、正しいアライメントでの関節運動が、関節機能の維持には重要となります。

現代社会では靴は必需品ですので、足の形状や目的にあった機能的な履物の選択がベストですが、ファッション性にもこだわりたいところです。

足先の細い靴を履いて圧迫されていた足指を広げてあげることは、足部にとってとても良いリラクゼーションになると思います。

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